研磨材

研磨材は相手を削り研き磨く為に使う粒粉「砥粒」(とりゅう)であり一般的に「研磨材(けんまざい)」と呼ばれています。
研磨研削作業には、古くは柘榴石(ざくろいし)・エメリーなど天然鉱物が使われていましたが、19世紀末にそれらより硬い人口研削材が工業生産され現在は人工研磨材が主流となっています。

ラインナップ

A 褐色電融アルミナ

アルミナ質の研磨材で、ボーキサイトを電気炉で融解し、徐冷して結晶化したアルミナ質の研磨材です。硬度が9でダイヤモンド、炭化ケイ素に次ぐ硬度を持ち、研磨布紙・研磨砥石・耐火材・溶射材に用いられます。

WA 白色電融アルミナ

Aより高度が堅く、不純物の少ない高純度のアルミナになります。硬度は高いが、研磨材が割れることにより、角が再生し、長時間の切削能力を保つことができます。

C 黒色炭化ケイ素

炭素とケイ素の化合物になります。硬度・耐熱性・化学的安定性に優れることから、研磨材・耐火性・発熱体等に使用されます。

GC 緑色炭化ケイ素

非鉄金属などの加工によく使用され、Cのさらに高純度のものです。硬度はCBNやダイヤモンドには及びませんが、アルミナよりも硬く、一般砥粒としては最も硬い砥粒になります。

AZ アルミナジルコニア

アルミナ及びジルコニア質原料を電気炉で溶融し、急速凝固させ粉砕・製粒した極微細結晶からなる研磨材です。高硬度・高靭性、研削力のある砥粒で鋳物工場での研削砥石に用いられます。又、砥材の特性を応用し、鉄鋼加工用の大型レジノイド砥石・ブラスト材料・セラミックス原料にも用いられます。

SS スチールショット

硬さと均一な組織を有し、破砕されにくく、長時間の使用に耐えます。品質が安定しているので、仕上がりも均一になり、処理時間が安定します。反発力が優れており研掃時間が短縮され、作業効率に貢献します。
●ショットブラスト ●ショットピーニング

SG スチールグリット

高い硬さにも関わらず、粘り強く破砕されにくいので、消耗が少なくて済みます。鋭角が多く、メッキや塗装の前処理に優れたエッチング等、効果を発揮します。投射エネルギーのほとんどがディスケーリング・クリーニングに働き、短い時間でムラなく研掃可能になっております。

その他取扱い製品

ガラスビーズ・カットワイヤー等

TOP